「ベルナール・ビュッフェ展」
このたび、ギャルリーためなが大阪ではEXPO2025大阪・関西万博開催と共に、関西にゆかりの深い20世紀最大の巨匠、ベルナール・ビュッフェ (Bernard BUFFET 1928-1999年) の展覧会を3月29日(土)から5月6日(火・祝)まで開催いたします。卓越した造形力と迷いのない力強い黒い線がビュッフェの特徴です。本展では初期から晩年までの30作品を一堂に展観し、画風の変遷を辿ります。是非この機会にベルナール・ビュッフェの全貌をご堪能いただけましたら幸いです。
1990年、大阪梅田駅にビュッフェの巨大な蝶が出現します。絶えず変化してゆきながらも、常に鮮烈なイメージを失わず、新鮮な目で時代の移り変わりを見据えつづけるビュッフェ。彼の「時代の証人」ともいえる生き方が、いつも新しいものにトライしていこうという阪急三番街のポリシーに大きな共鳴を呼び、ビュッフェは阪急三番街のシンボルマークのロゴを制作しました。“芸術は平和のシンボルである。それは、心を開放し、国境をなくす。” ベルナール・ビュッフェ
また、1988年には歌舞伎座100年記念として描いた歌舞伎シリーズの大作『暫』を大阪松竹座の正面エントランスに納めています。参考資料 1990年、阪急三番街パンフレット
ベルナール・ビュッフェは1928年パリに生まれ、第二次世界大戦後のフランス画壇に彗星のごとく現れました。1948年には弱冠19歳にして画家の登竜門として最も権威あるクリティック賞 (批評家賞) を受賞。 強靭で鋭い線描と独特のグレーの色彩で当時の世相を反映するような作品を描き、瞬く間にピカソの活躍を凌ぐ勢いで一躍画壇の寵児となり世界を席巻しました。
20世紀、全世界が抽象絵画全盛であった時代に具象絵画の地位を確立します。1952年からは毎年テーマを決めて新作を発表し続け、1999年、パーキンソン病が進む中で最後の作品テーマ「死」を完成させたのち、自ら人生に幕を下ろしました。亡くなるまで画壇の頂点に君臨し、1971年にはフランス政府より国家勲章であるレジオン・ド・ヌール勲章シュバリエの称号を、1993年にはレジオン・ド・ヌール勲章オフィシィエの称号を授与されました。
【展覧会概要】
「ベルナール・ビュッフェ展」
会期: 2025年3月29日(土)~ 5月6日(火・祝)
会場: ギャルリーためなが大阪
場所: 大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階
開廊時間:10:00~19:00 会期中無休
画廊ホームページ: www.tamenaga.com